仕事

私が考える保育士の理想像

理想の保育士像を持つこと

保育士として働くにあたっては必ず自分が理想とする保育士像を考えておくべきです。
ただ子供が好き、保育士の仕事が好き、という気持ちで保育をするのは惰性になることもあります。
もちろん保育をする中では大切な気持ちなのですが、それだけでは良い保育をすることはできません。

良い保育、理想の保育をするためには自己研鑽が必要です。
毎日の保育の内容を振り返り、今日は良い保育ができたかどうか、理想に近づけたかを考えて何か反省点があれば翌日改善する、ということをすることで人は成長をしていきます。
保育士として成長するためにも理想の保育士像を持ち、それに向かって努力をすることが大切です。

子供の視点からも考える

大人が理想とする保育士というのはいろいろなものがあります。
子供に対して適切な声掛けができること、きちんと悪いことを叱ることができること、子供たちに慕われること、など色々なものがあるものです。

確かにこういった理想の保育士像も大切なものになりますし、目標としてはとても素敵なものではあります。
しかし、それだけでなく子供の視点からも理想の保育士について考えることが大切です。

子供の理想とする保育士は自分の存在を認めてくれ、何に対しても一生懸命接してくれ、自分の気持ちや欲求に気付いてくれる人といえます。
そういった自分の気持ちに気付き声をかけてくれたり、自分の中にあるものを引き出してくれる保育士と出会えると子供たちは飛躍的に成長をすることができるのです。

ただ、子供の中には怒らない先生、というのも理想とする保育士の像としてあります。
確かに怒る先生よりも怒らない先生の方が一緒にいても楽しいです。
しかし、きちんと悪いことに対しては悪いと伝えることが大切ですし、子供が正しく成長するためには怒られる場面も必要になってきます。

大切なのは、実は起こるのではなく叱ることを意識することです。
怒るのは自分の感情が含まれますが、叱るは冷静に注意をすることを意味しています。
短く端的におかしな部分を伝える。だらだらと伝えない、感情をぶつけないことを意識したら叱ることができます。

自分の理想の保育士を見つける

保育士をしている中で理想の保育士がどういったものかわからなくなることもあるものです。
保育をしている中で目標が見えなくなると精神的につらくなることもあります。
そこで、常に自分の理想とする保育士像は持っておく方がモチベーション維持にも効果的です。

どのような保育士が理想なのか、というのは言葉として持っているだけでなく、具体的に対象となる人がいるとイメージがしやすくなります。
同じ保育園の園長先生、とか同僚の先生、といった形で理想の先生が身近にいるとその人をお手本とすることもできますし、一緒に切磋琢磨して理想の保育士に近づきやすいです。