仕事

保育園と幼稚園の違いについて

保育園と幼稚園は違う

保育園も幼稚園も小学校に就学前の子供たちが通う場所です。
しかし、仕事の内容も入園にあたっての条件も色々なものが違っています。

そこで保育園や幼稚園に子供を預ける際にも保育士や幼稚園教諭として働く際にもきちんとその違いについて理解しておくことが必要です。
ここでは幼稚園と保育園の違いについて紹介をしていきます。

資格の違い

幼稚園と保育園では仕事をするにあたって必要な資格も違います。
保育園の場合には厚生労働省が認定する保育士資格の取得が必要です。
それに対して幼稚園教諭になるには幼稚園教諭免許の取得が必要となります。

どちらの免許も取得することができるのが専門学校や短期大学、四年制大学の児童教育関連の学部学科や保育科といったところです。
ただ、そういった学校を卒業していなくても保育士は保育士認定試験に合格すれば資格取得ができて保育士として働くことができます。

仕事内容の違い

保育園は子供たちにとって保護者の代わりになるのが保育士の仕事です。
そのため食事や排せつの介助といった基本的な生活習慣を身につけさせていきます。
それに対して幼稚園は学校の一環なので生活習慣や知識など教育指導を行うことが目的です。

預かる時間も違っており、保育園は朝の7時から夜の7時、場所によってはさらに遅くまで保育をしたり24時間保育を行っていたりするところもあります。
それに対して幼稚園は子供を預かる時間は大体4時間から5時間ほどです。
ただし、最近では共働き世帯が増えたこともあり、幼稚園でも延長保育を行っているというところもあります。

また、対象年齢も違っているのも両者の大きな違いです。
幼稚園は3歳や4歳から通い始め、3年保育や2年保育が行われます。
それに対して保育園は0歳から通うことができ、最短で生後60日ほどから預かることのできる保育園もあります。

ただし、保育園は誰でも預けることができるわけではありません。
基本的には両親ともに働いていて保育ができないため、代わりに保育園で預かるという仕組みがとられます。
そのため両親ともに働いていたり、シングル世帯で保護者が仕事をしている間預かったりという形が基本です。

また、保育園は誰もが入ることができるわけではなく、仕事の雇用形態、仕事の時間数、労働環境など様々なことから得点化されて入園できる子供が決まってきます。
そのため死後をしている人が誰でも保育園に預けることができるわけではなく、保育園の空き状況やその地域の子供の数によっては入園できない可能性もあるのです。

もちろん、これは幼稚園でも言えることであり、人気の幼稚園は倍率が高く希望しているところに入れない可能性もあります。
ただ、保育園の場合には仕事への復帰もかかわってくるためにより深刻です。