仕事

東京で「保育士」を目指す方法

保育士として相談を受けることも多い

保育士となってある程度の経験を積み、最近は保育園にやってくる実習の生徒から「東京で保育士になる」ためにしておくべきことや、知っておくべきことがありますか?と相談を受ける事があります。
ちょうど中堅といえるくらいの立場にいる私、こういう相談を受けるようになってきたんだな・・とすごく思うようになったのですが、正直、どんなふうに伝えればいいのかなと迷うことも多いです。

中には地方出身の子もいて、憧れの都会で保育士として頑張ってみたいというキラキラした目を向けてくる学生もいて、眩しすぎる・・・と思ってしまうこともしばしば。
それは、保育士という仕事がとてもやりがいがあるし楽しいし、素敵な仕事だけれど、ものすごく難しいと思う仕事だからです。

対応するのは園児だけではなくその保護者の方々、また上京して暮らすという事になると生活という事もしっかり考えなくてはなりません。
保育士不足だから仕事がたくさんある、という事もいえますが、慢性的な保育園不足となっているので転職なども難しいという現実も見ておくべきです。

キラキラした学生さんの笑顔をへし折らないように、また保育士という仕事は実際に素晴らしい仕事なので、それを伝えつつ、現実の厳しさなども伝えていけるようにと考えています。

東京で保育士として働くメリットとは

地方と比較すると、東京は人口が多く、働く女性も多い、また保育士施設も地方と比較すればかなり多いです。
認可保育園や無認可保育園、また最近は企業内保育園や病院専門の保育園など、働く場所が広がりを見せています。

東京は求人情報を見てもかなり募集が多いです。募集を毎年行うところも多く、園児が多いところになると必然的に保育士の人数も必要となります。
東京ではそのような保育園が非常に多いため求人に関して東京は有利といえます。

保育士の会合とかの集まりなど、昔学校で一緒だった友人と会う事もありますが、やはり地方の保育園はお給料がどうしても低くなるようです。

うらやましいといわれることもあるのですが、話を聞いてみると園児の数もやはり東京の方が多いですし、仕事内容も新しい教育的な部分を取れるなど講習やセミナーなども多くなります。

お給料が高いという面を考えると、東京の平均が476万円あり、全国平均をみると324万という事になるのでやはりメリットといえるのかもしれません。

福利厚生などに関しても待遇面なども、施設によって違いがありますが、とても整っているというところが多くなっています。
特に最近多くなっている企業内の保育園や病院の専用保育所などになると、待遇が良く産休や育休等の制度もしっかりしているのが特徴です。

東京で働くことを目指す保育士に知ってほしい事

女性の場合は結婚すると妊娠、出産によって育児休暇、産休などを求める事が必要となります。
退職ではなく休職して働くことができる環境かどうか、という点もしっかり確認しておきましょう。

体面的に産休がある、育休もあるとうたっていても、実際にはとりにくいという保育園もあるので、実習に来た時など、その保育園の実態、実情をしっかり先輩保育士などに確認するという事も大切です。