保育の中で子供を叱る時
保育をするにあたっては、子供たちを叱ることも必要です。
子供たちはどうしても毎日の生活の中ではめを外してしまうこともありますし、友達同士で喧嘩をしてしまうこともあります。
そういった場面では叱らなければならないこともあるものです。
指導をするなかで怒ること、叱ることは苦手と感じる人もいます。
しかし、子供たちが正しく成長するため、命の危険から身を守るためにも叱ることは大切です。
ただし、怒ると叱るの違いは知っておく必要があります。
怒ると叱るの違い
怒ると叱るは同じことのように見えますが、全く違います。
怒るというのは感情のままを子供にぶつけることですが、叱るというのは子供に対してこうなってほしいということを伝えることです。
子供が悪いことをした際に怒るのではなく叱ることが大切ですし、怒ることはむしろ正しくないことといえます。
ただ感情に任せて気持ちを伝えるのではなく、きちんと子供に伝わるように声をかけるようにすることが大切です。
叱る際のポイント
子供たちに対して叱るにあたってもきちんと伝わるように叱らなければ意味がありません。
叱られている意味が子供たちに伝わらないと、何となく怒られたという感情しか残らなくなってしまいます。
正しい行動を子供たちが身につけるためにもきちんと子供たちに伝わる叱り方をするようにしましょう。
叱り方として必ずすぐにその場で叱るようにします。
保育園にいる子供たちはまだまだ小さいですから、時間が経って叱られてもいつの何で叱られているのかが理解できません。
そのため可能な限りすぐに叱るようにします。
また、叱る際には感情的な伝え方は効果がないです。
どこが違っていたのか、どういった行動するのが正しいのかといったことを伝えていく必要があります。
冷静に伝えないと子供たちにはただ怖かったという感情しか残りませんから、きちんと何が違っていたのかを理解させるためにも冷静に落ち着いた声で伝えます。
ただ、あまりにも危険なことに対しては大きなことで注意することも一つの方法です。
だらだらと長く叱っても子供の頭には入らないので簡潔にまとめて伝えるようにしましょう。
叱るのは子供のためのこと
子供たちには個性がありますし無限の可能性があります。
そして子供たちによって個性も違うものです。
そこで子供たちにはその子に合った叱り方があります。
そのため子供たちを叱る際には皆に一律に同じ叱り方をするのではなく子供に応じて叱り方を変えることが大切です。
子供たちの成長のために叱っていますから、きちんとその子の成長に繋がる叱り方をします。
中には子供を叱ることにためらいを感じる保育士もいますが、子供の成長のためになるようきちんと叱るようにしましょう。