生活

切れなくなった「はさみ」を復活させる方法

鋏がきれない・・・これって復活できます

保育士として働く中、私が入ったころの園長先生(もうお年で引退されました)に沢山のことを教わりました。
教わったことは保育に関する事もそうですし、親御さんへの対応の仕方、また家庭についてなども教わりました。

とにかく私の師匠的な人なので、この方に教えてもらったことが、仕事の中でも家庭の中でもとにかく役立っています。

年寄りの苦言や注意は聞く方がいいとよく言われますが、昔の人というのは本当に雑学をよく理解されていて、生活の中で得た知恵をしっかりと生活の中、仕事の中に活かしておられます。

その一つに、鋏がきれなくなった時、簡単に切れるようにできる方法があるのです。
保育士にとっては鋏を使わない日がないというくらい、日常的に利用するグッズなので覚えておくと便利です。

なぜ?鋏がきれなくなるのか?

保育園の場合、粘土がくっついたままに切ったり、糊が付いた状態できる、クレヨンが付着した等の理由が多いのですが、粘着等の汚れと小さい傷、鋏の変形などがきれなくなる要因だと思います。

刃物がもうくたびれているという事もありますが、復活方法を覚えておくと、後から買い替える事が必要という場合でも、短い時間、利用するという事は可能となるので、私は後輩保育士さんなどに伝授しています。

まずは汚れ除去

粘着などの汚れが付いているという事もあるので、ガムテープなどを利用して鋏の汚れを除去します。
布製のガムテープを利用して鋏にペタペタすると汚れが落ちます。

粘着が強い場合には、アルコールティッシュを利用すると粘着を溶かす作用があるので簡単に取れます。
この時、刃先に向かって力を入れると怪我をする恐れもあるので、十分注意して行いましょう。

それでも汚れが落ちないという場合、除光液で拭きます。
たいてい、これで汚れが落ちると思います。

アルミホイルを切る・サンドペーパーで研磨する

刃物は研ぐことで切れ味が元に戻ります。
その原理を利用してアルミホイル、もしくはアルミ缶などを鋏で切ります。
アルミホイルは柔らかいので鋏で切ると摩擦熱で溶けて、鋏の刃の部分にかけた部分があっても補ってくれるのだそうです。

紙やすりなどがあるようなら鋏の刃の部分を研磨してみてもいいと思います。
保育所でこうしたサンドペーパーもよく利用するので(家具の角を削るとか、木のおもちゃのささくれをとるとか)最終手段として行います。