仕事

「保育士」の一日

保育士の一日は忙しい

中堅の立場、今私の立場はちょうど中堅クラスです。
主任保育士になる一歩手前・・・的な状態なのでかなり忙しく、新人教育なども行うので時間が足りないよーというバタバタの毎日です。

保育士といえば子供と一緒に過ごしていればいいと思う方もいるようですが、現代の保育士は体力に加えて子供に対する知識、保育に関する高い専門知識のほかに、その保育園で行っている保育に対してしっかりと勉強することも必要です。

保育士はどんな毎日を送っているのか?という事も、理解しておきたい事のひとつでしょう。
では、私の保育士としての一日を切り取って、これから保育士を目指す方に紹介したいと思います。

登園からお昼寝まで

始めて登園するというお子さんが多い年少さんクラスの担当となると、朝は保護者と離れたくないお子さんをなだめつっつ、抱っこしながら次の園児を迎えるという毎日です。

うちの会倍、朝7時から登園となっているので、早番の人は年少さんから年長さんまで沢山の園児を迎えます。
早い子もいますが通常、朝8時くらいから9時くらいまでの登園のお子さんが多いので、通常担当クラスの先生が整ってからの方が登園園児が多くなります。

子供たちが登園したら登園シールを貼っていきます。
これは子供たちが楽しみにしていることで、これによって今日も元気に登園したという記録になるので大切なことです。

その後、保育室に入り担当するクラスのお子さんの名前を呼んで元気にご挨拶ができるか、元気がない子がいないか?などを確認します。

点呼が終わったらその日に行うスケジュールに沿って一緒に遊びます。
怪我のないように園児全員に目を凝らしておくことが必要ですし、一人でぽつんと遊ぶ子がいたら、お友達に声をかけて一緒に遊ぼうと伝えたり、危険なものがないかどうかを確認などします。

午前中は何も行事などを控えていなければ、お外遊びが中心でその後、給食を頂きお昼寝となります。

お昼寝の間は保護者の方への記録帳をつける

お昼寝の間を利用してイベントなどに利用するグッズを作ったり、お誕生日カードなどを作るという事もありますが、毎日の作業としてお便り帳、記録帳などにお子さんの様子を書き入れる大切な仕事があります。

お子さんがどういう風に遊んでいたか、お給食をしっかり食べたか?元気があったか、変わった様子がなかったか、またお友達ともめたりトラブルがあった場合、気になる事があれば書き入れておきます。

子供の様子をしっかり見ていないと書き入れることができませんし、お子さんがどのように保育所で過ごしているのか、保護者はとても気になるものです。
しっかりと園児の様子を伝えるためにも、この記入はとても重要なこととなります。

降園までにもやることが山積み

お子さんがお昼寝から起きて遊んでいる間も、お子さんの様子を見ながら翌日の保育準備などを進めます。
お外の担当を決めてお子さんたちの様子をしっかり見る保育士と、作業をする保育士などに分けてしっかりと子供たちから目を離さないようにすることが求められます。

お子さんが降園したら、イベントの準備や会議、また翌日の保育に利用するものなどの準備に追われますし、お互いに理解しておくべきことの申し送り的なことも行います。

園児の様子を見てて気になったことなどをお互いに把握することで、担当クラス以外の園児についても把握できます。

保育士の仕事は園児の様子を皆がらお友達とのコミュニケーションを促したり、時に頑張る気持ちをサポートしたり、する事が本当に多いのですが、基本として、人の命を預かっているという事を忘れてはなりません。

決して楽な仕事ではありませんし、いつも悩みなく楽しくできる仕事とも違います。
保護者との関係性もありますし、少し障害を持ったお子さんなどもいますので、命を守るという事が最も大切なことだという事を忘れないように保育しなければならないのです。